昼休みの1冊

2012年


「万能鑑定士Qの短編集U」
短編集で雨森華蓮を出所させてしまった。
次はちゃんとした作品に登場させてほしいもんだ。
なんでもこのシリーズ中高生に人気があるらしく
ちょっと恥ずかしいかも。



「尖閣の守護天使」
本当はスクランブルシリーズの最初から
読みたかったけどなかったのでこれを選択。
「空のタイタニック「もそうやったけど結構
ありえへん行動する人間が出てくるので
ちょっといらっとするかも。実際の戦闘シーンが
少なくて残念。


「密告」
真保裕一2冊目。
警察官が主役でも事務員で実際の捜査は
したことがないというシチュエーションもおもしろかった。
これもハッピーエンドではないけどおもしろかった。



「嗤うエース」
一人のピッチャーとその周りの
人間が八百長というキーワードの
元いろいろからみあってくる。
ラストはちょっとすっきりせんかも。



2012年12月


「悪夢の身代金」
悪夢シリーズ読むのは第3弾。
いろんな人物が出てきてちょっとややこしかったけど
前回のクローゼットよりはおもしろかった。
ラストの真相はもう少しひねりを加えて
ほしかったかも。



「時限」
時効をテーマにしたミステリー。これにありがちな
最後ではあったけど途中までの話のもって
いき方がよかった。シリーズ物にしても
いいかも。



「万能鑑定士Qの短編集T」
短編集て・・・それもTて・・・そろそろほんまに
ネタがつきてきたのか?と言いながらも買って
しまった。千里眼カムバ〜ック!



「空のタイタニック」
けっこう突拍子もないストーリーやけど
好きな感じ。女性イーグルドライバーが
活躍するところなんか千里眼に近いものがある。
シリーズ何作目かで他のも読んでみたいかも。


2012年11月



冤罪をあつかった物語。
実際にこんな感じで作られていくのかと
ちょっとこわくなるくらい。検察も裁判所も
すごくいやな感じで書かれててハッピーエンドで
無い分リアルさが出てた。



「瞬間移動死体」
西澤保彦2冊目。ある一定の規則に従った
超常現象を元にミステリーにしてる。
今回はテレポートできるが体以外は何も
移動できないのとテレポートした先の物体が
元いたところに飛ぶという設定でなかなかおもしろかった。
ヒントは見つけたもののトリックをあばくまでは
できんかった。



「ロ−ド&ゴ−」
救急車をハイジャックするというちょっと
ありえない設定でおもしろかったけど
ラストあたりの消防車大集合はどうだろうか
という感じ。


2012年10月



「訣別の森」
元自衛隊のヘリパイロットの話と
いうから千里眼のようなストーリーかと
思いきやまったく違った。
展開的には無駄な話がなくつながって
いたのでまあまあ納得。



「アイドル新党」
売れなくなったアイドルが市議の立候補から
衆院選まで出ていくけっこう破天荒な物語。
テンポよく話が進んで選挙に関するそこそこ
細かい話もでてくるのでまあまあ楽しめた。



「交渉人」
よくよく考えると設定に穴もあるけど
まったく予想していない展開で
けっこう楽しめた。手錠が出て
きたときは?と思ったのに途中の
ヒントになるセリフは見逃して
しもてちょっとくやしいかも。


2012年9月



「華麗なる欺き」
ふたりの詐欺師がひとつのお宝を
ターゲットにして張り合うストーリー。
騙されたことにきずかれないという
モットーの割にラストは強奪になったような。
もうひとつかな。



「左京区七夕通東入ル」
大学生を主人公にした恋愛小説。
この辺を舞台にしてるからそういう点でも
おもしろかった。店とかも勝手にあそこかなと
想像できる。大学生のころはこんなんやった
やろうなと思い起こさせる。



「誘拐」
ものすごくおもしろかった。
犯行も緻密で緊迫感もあり、
登場人物それぞれに人柄も描かれて
自分で予想した結果はある程度あってた
もののどんでん返しもありすべてがつながって
無駄が一切なかった。



「零の遺伝子」
初めてノンフィクションを読んだ。
というか日本でステルス戦闘機の研究がされて
いるとはまったく知らんかった。
零戦からの流れやF22のやりとりなど
かなりおもしろかった。



「ルパンの消息」
なかなかおもしろかった。
時効当日に殺人事件の情報が入って
そこから展開していく。途中疑問に思った
とこもちゃんと解決してくれてすっきり終われた。


2012年8月


「陽だまりの彼女」
女性が男性に読んでほしい恋愛小説No.1らしい。
男性が書いた恋愛小説だけに男性側から見た恋愛の
願望みたいなものがわかるけど、女性がこれを読んで
同じ気持ちになるものなんだろうか?
途中でネタバレしたけどラストは予想外やったので
なかなかおもしろかった。



「奪取」
かなりおもしろかった。
3部構成になってて少しずつ偽札のレベルが
あがってその都度じゃまが入って、第3章は
小説でこんなにどきどきしたのは初めてかも。
「ホワイトアウト」と同じ作者らしいけど他のも
読んでみたい。



「特等添乗員αの難事件U」
万能鑑定士Qと並行して始まった特等添乗員αの第2弾
おもしろくないことはないんやけど、いまいち
あとに残らんというか。家族とのかかわりに
ちょっと進展があったのでそこはちょっとよかった。



2012年7月


「ダブル・ジョーカー」
文庫化まってた第1弾。
前に読んだ「ジョーカー・ゲーム」の続編。
ただ以前よりスパイとしての動きがはっきり
しないものが多くてちょっと期待外れ。



「猫弁」
途中で大体のつながりは予測できたけど、それでも
ラストはほんわかしたいい感じやった。
ドラマ化されているらしく原作者はもともと脚本家
ということでこっちもおもしろいかも。



「黄金を抱いて翔べ」
かなり陰気くさいのと不要な話しが多すぎる。
良く言えば細かいのかもしれんが専門用語も
多すぎて活字としてはイメージできない。
肝心の強奪のシーンもそれほどどきどき感もなく、
久しぶりに読むのに疲れた。

2012年6月



「夜のピクニック」
ある高校生が学校行事の歩行祭で
自分に賭けをする。告白をするのかと
思いきやそうではなかった。
1日の中での話でだれもが高校生の
時はこんなだったかなと思いだすのでは。
なかなか良かった。



「カラスの親指」
途中でこんな終わり?と思ってたらそのあとに
大きなからくりがあった。あちこちにでてくる
ものに不要なものがなくて、なかなか良かった。
それでもそれほどやられた感がないのは
なんでやろ?



「イニシエーション・ラブ」
「最後からニ行目で全く違った物語になる」の
裏書きに惹かれて買った。確かにそうなんやけど
読み終わってから、あれ?解説を読んでう〜ん、
で、100%理解できてない感じ。もうちょっとわかりやすいと
よかったかも。



「ロスト・トレイン」
鉄道ファンが失踪するという話やったので
推理ものかと思ってたらファンタジーものやった。
最初からそう思って読めばよかったかもしれんが
ちょっと肩すかしをくった感じ。

2012年5月



「万能鑑定士Qの推理劇U」
以前なら科学的検証をする場合には早稲田の
先生を頼ってたのにそのためだけに会社に
入るというのはちょっとどうかなという感じ。
ロジカルシンキングもそんなに出てこず、そろそろ
ネタ的につらくなってきたかな?



「オイアウエ漂流記」
会社員と接待される坊ちゃん、新婚夫婦、祖父と孫、外国人
の10人で無人島で生き延びるためにいろいろサバイバル
を経験していくところはけっこうおもしろかった。
解説に南極料理人の西村淳が出てて実体験と重ねて
解説してたのもおもしろい。



「デッド・オア・アライブ」
結局ライアンはほとんど出てこず。
テロリストの準備段階のシーンは細かいのに
実行のシーンがあっさりしすぎててちょっとイマイチ。
次回作もあるみたいやけどどうしたもんか。


2012年4月



「デッド・オア・アライブ」
ジャック・ライアンが帰ってきたという帯に
手が伸びた。最後に読んだのは「日米開戦」
依頼で何年ぶりやろ。全4巻でまだ前半、
ジャックより息子のほうが出てて、クラークや
シャべスもいてこれからおもしろくなりそう。



「13階段」
刑務官と殺人の刑期を終えた二人が冤罪の
死刑囚を助けるために調査する。
二つの事件がからまって意外な展開に
なっていくので結構おもしろかった。



「アコギなのかリッパなのか」
ちょっとめずらしい?政治家事務所の事務員が
もめごとを解決していくミステリー?物
可もなく不可もなくというとことか。



「特等添乗員αの難事件T」
「Qの推理劇」に出てきた浅倉絢奈が主人公で
凛田莉子や緒が小笠原悠斗も出てきた。
ラテラルシンキングの使い手として生まれかわって
いくところがちょっと早すぎたかな。相棒として
壱条、能登も今後出てきそうなのでそこは
楽しめそう。

2012年3月


「キング&クイーン」
前に読んだ柳広司で帯に「必ず2度見する」と
あったので楽しみにしてたけど思ってたほどでは
なかった。元SPの行動とかはおもしろかったし、
確かに考えてみるとちょっとひっかかった点が
あぁなるほどとは思えたけどやられたというとこまで
ではなかった。



「カンナ 飛鳥の光臨」
シリーズものらしいけどイマイチわくわく感に
かける。歴史好きにはたまらんやろうけど
主人公の活躍もイマイチで。読み続けたら
おもしろくなってくるのだろうか?



「最後の証人」
残り三分の一くらいまで被告人がだれか
わからないという手法はおもしろかった。
しかし被害者の解剖結果をみれば疑問が
でるはずで日本の警察そこまでぬけてないで
という犯人の設定はいただけないかも。



「緘黙」
15年間言葉を話さない患者に3人の精神科医が
挑むストーリー。医療用語が多くて説明もないから
ちょっとわかりづらい。話さない原因とそれであれだけ
の事が貫けるかという疑問がぬぐえない。3人も
それぞれ話がばらばらで期待はずれ。


2012年2月




「パチンコと暗号の追跡ゲーム」
前に読んだ「21面相の暗号」の前の話。
21面相ほどではないにしても暗号解読と
登場人物のそれぞれの思惑がからまって
流れ的にもスピード感があっておもしろい。



「マルス・ブルー」
久々に鳴海章の本を読んだ。
あいかわらず戦闘機自体や飛ばしてるときの
描写はすごくて臨場感抜群。途中で「え、こういう展開なん?」
と思ったけどラストにどんでん返しがあってほぉ〜という
感じ。でもちょっとややこしくて100%理解できてない。



「穂足のチカラ」
「黄泉がえり」の作者らしくSFっぽいファンタジーもの。
家族がさまざまなチカラをもつシーンはおもしろい。
穂足のチカラが伝わっていくところは、本当にこんな
ことが起きればいいのにとだれもが感じてしまうのでは。



「万能鑑定士Qの推理劇T」
事件簿と推理劇が中身的にどう違うのか
イマイチわからんが。なんかシリーズに
続けて出てきそうキャラもでてきてこれから
どうなるのか。

2012年1月