昼休みの1冊





「宝くじが当たったら」
2億円が当たったサラリーマンが、それを世間に知られるはめになり、
たかられるだけでなくいたずら電話や寄付の強要など嫌な目に
あいまくる。実際に当たったら、周りの人には知られる事になるやろし、
こんな目にあうのかもと思うとちょっと怖いかも。



「任侠病院」
任侠シリーズ第3弾。今回は病院の立て直し。内容的にはパターンなんやけど、
それでも面白い。今回は反発があんまりなかったのと、ラストの印籠的な
シーンはなかったので、どうせなら徹底してパターンにはめてほしいかな。



「密室蒐集家」
本格ミステリ大賞受賞というので読んでみたが、本当の密室ではなくて、
勘違いによってできた密室が多くて、ちょっとう〜んて感じ。
さほどスッキリ感はないかも。



「天空の蜂」
初めて東野圭吾を読んだ。結構なページながら、1日の
うちの数時間の出来事ということで、なかなか
濃密で且つ描写も細かくて面白かった。
実際にはあの短時間で、犯人を突き止めるのは
無理があるけど、まあそこは流そう。


2015年12月




「恋に焦がれて吉田の上京」
20歳過ぎの女の子が、40過ぎのおっさんを好きになって上京する。
ほぼストーカーかという行動も、本人目線で見るとさほどでも
ないように思えてくる。つきあいは突然で、別れも突然。
男にはわからない女性の考え方なのか、う〜ん?という内容でした?




「サイバー・コマンドー」
これぞ福田和代!という本。サイバーテロから本当の戦争に
まで発展しそうな展開が、実際にも十分起こり得そう
なのが怖い。意外な真実にも、幕引きをするにはいい仕込みかと。



「夢より短い旅の果て」
鉄道旅ミステリというのにひかれて買ってみた。所謂乗り鉄が
集まる同好会での、鉄道旅行とちょっとしたミステリが
絡まってる。鉄道を撮るのは好きやけど、乗ることに
それ程魅力を感じない自分でも、これを読んだら
ちょっと乗りに行ってみたいなと思わせてくれる。


2015年11月


「任侠学園」
任侠シリーズ第2弾。今回は荒れた学校を立て直す。すでに
パターン化してるストーリーやけど、それが逆に楽しみという、
黄門様や金さんと同じ感じ。いかに本気で相手をするか、
というのは色々なものに当てはまるかなと。



「水鏡推理」
松岡圭祐の新シリーズ。前の「探偵の探偵」がイマイチやったんで
不安はあったが、特等添乗員シリーズの変則版といった感じ。
いろんな欺瞞を暴いていくのは、ちょっとスッキリする。
でもやっぱり一番は、千里眼シリーズやなと。



「天才たちの値段」
美術品を題材にしたミステリー。ボッティチェリやフェルメールと
いった有名どころが出てきて、うんうんと思っていたら、
最後の章はガレ、ラリックが出てきた。美術というと絵画と
思いがちやけど、確かにこのクラスのガラス工芸も美術品だわな。
続編もあるみたいなので、また読んでみよう。



「光」
帯に騙された?世界は何もかわらず、夢はあきらめた。
単に隠されて仕掛けに気づいて無いのか、
俺の感性が鈍いのか?期待しすぎて、
逆に評価悪くなったパターン。


2015年10月



「任侠書房」
組長が興味本位で潰れかけの出版社の社長になった事で、
組員が奔走して会社を立て直していく。ツキなのか勘なのか、
全てがうまく動くのはあり得ないと思いながら、なかなか爽快な話。




「不死身のイーグル」
久々の登場。ラプターと対戦するというから
楽しみに買ったら、まだ話途中で終わった。
それなら上巻下巻とかにしてほしかった。
続きはいつでるの?



「舟を編む」
三浦しおんてこんなに面白い文章を書くと知った。
途中の時間をはしょるのはしょうがないけど、もうちょっと
言葉について書いてくれてもよかったかな。


2015年9月


「一千兆円の身代金」
今まで読んだ「このミス大賞」の中では一番面白かったかな。
長銀の破綻とか実際の話を盛り込んでるから、リアリティもある。
途中で共犯の一人は予想がついたけど、主犯を割り出したとこが
ちょっと不明瞭のままで、そこが残念。




「超高速!参勤交代」
映画の予告を見て、コメディかとおもいきや
アクションあり、人情ありで予想外やったけど
そこそこ面白かった。


「月と詐欺師(下)」
後半はいろいろハプニングが出て、けっこう
どきどきした。戦前ということもあって当然
ハイテクはなく、アイデアだけで勝負しているのが
面白い。ラストはちょっとしたどんでん返しも
あって良かった。

2015年8月


「月と詐欺師(上)」
戦前、財閥当主に家庭を壊された主人公が、
詐欺で復讐をしようとする。上巻が終わる
までの間はとんとん拍子で話が進みすぎの
感じがある。後半どうなるか。



「本日は、お日柄もよく」
原田マハ2冊目。
結婚し子スピーチを聞いて、生き方が
変わる主人公のところはなかなか良かった
けど、肝心の自分が作るスピーチのところが
あまり描かれてなくて、ちょっと残念。



「神様の御用人4」
今回は1冊まるごと一つの話で、今までと
ちょっと様子が違ったのと、本格的に
御用人になる試練のせいで、黄金が
まじめやった。内容的にもラストなるほど〜
というので良かった。



「海の翼」
明治時代にトルコの軍艦が和歌山県で
遭難したさいに、日本人が献身的に
助けたという史実を元に書かれた小説。
今もトルコの人の三分の一はこの話を
知っているらしい。びっくりしたのは、
当時トルコ人を返すのに使われた船が
比叡と金剛らしい。まさかじいさんが
乗ってた船の名前が出てくるとは。


2015年7月


「ちょっと今から仕事やめてくる」
今はやりのブラック企業かと思いきや、ごく
普通。上司はあかんとは思うが、新入社員の
視点からすると、ああいうふうになって
しまうのか。社会人として納得できひん
ところもあるけど、ラストは良かった。



「無罪 下巻」
ラスティの妻を殺したのはだれかわかった
けど、ちょっと予想とははずれた。しかし
流れからすると納得もできるかな。
それにしてもラスティが男としてどうなのか。



「無罪 上巻」
推定無罪の続編。今回はラスティの妻が
死んでその容疑で告発される。サンディや
トミーなど懐かしい名前が出てきて裁判に
突入する。


2015年6月



「史上最強の大臣」
前に読んだ史上最強の内閣の続編。
今回は教育に焦点をあてて、戦前・団塊の世代・
ゆとり世代とそれぞれの問題が見えてくる。
教える側も教えられる側もこんな視点で
すすめばいいのにと思える。
前回出てきた太郎の素性も知れて、
なかなか面白かった。



「七十歳死亡法案、可決」
超高齢化社会になって70歳になったら
安楽死させるという法律ができて、それが
きっかけで介護に関して無頓着な家族が
考え直していく。



「キング・メイカー」
昔はライバルだったボクサーが、かたやスター、
かたや地味でめだたない存在に。そこにアメリカで
有名ロビイストといわれた社長とその部下が、
世界戦にもっていくために、いろいろ仕掛ける。
ボクシングの内容もフリッカーやパーリングの
ような専門用語も出てきて、なかなか良かった。


2015年5月


「ソロモンの偽証」
すべてが納得する終わり方で面白かった。
これだけ長いにもかかわらず、不要な話は
なく、これを映画でどうまとめたのかも気になる。
惜しむらくは設定が中学生ということ。あまりに
できる生徒が多すぎ。高校生ならなお良かった。



「ソロモンの偽証」
やっと裁判が始まった。多数の証人が出て
くる中、告発状を書いた子が出廷。この
後どうなっていくのか、はやく結末が
知りたい。



「ソロモンの偽証4」
まだ裁判は始まらない。でもそこに
いくまので緊張感がなかなか。
結末はまだ先やけど、現時点で
思っていることと、実際にどれくらいの
違いがあるのか。楽しみ。



「ソロモンの偽証3」
まだ裁判始まらず、でもだらだら感もなくて
面白い。でも弁護人の子があまりにも
するどすぎて、中学生という設定では
ちょっとしんどいかも。高校生でも
いいのでは?

2015年4月


「ソロモンの偽証2」
2冊目も読了、今のところ不要な話もなく、
面白い。いろいろ繋がっててこの先どうなる
かが楽しみ。中学校でここまで起きるか?
というのもあるけど、それすらトラップかも。



「ソロモンの偽証1」
今までの映画化がよくなくて勝手に避けてた
宮部みゆき。映画の予告編をみて面白そう
なんで買ってみた。全6巻の1巻目、生徒が
死んで告発状が出されたとこまで。ここまでは
面白い。さてこの後どうなるか。



「標的」
福田和代今回は近未来の特殊警備隊を
書いた。その装備が確かに将来はこう
なりそうというもので、リアリティがある。
いったいどう育ったらこういう小説をかける
女性ができるのか不思議。続編もありそうで
楽しみ。


2015年3月


「密告」
ルーキー検事が特命を受けて
調査にでるが、あれほどおおっぴらに
するものなのか。しかもけっこうとんとん
拍子ですすんでいった割に、最後の
大物を追い詰めるシーンがなくて
まったく面白くなかった。



「左京区恋月橋渡ル」
前に読んだ「左京区七夕通東入ル」の
姉妹版で、今回は山根君がメイン。
婚約者がいるならデートするなよ!とも
思うけど、周りの友達関係も前と同じく
若いっていいな〜と思わせてくれる。



「神様の御用人3」
モフモフ3弾目。今回も人間くさく
愛すべき神様が登場。あいかわらず
やさしい気持ちになれる。なんと第4弾
もあるらしい。楽しみ。


2015年2月



「MM9-destruction-」
MM9最終章かな?2冊目の続編みたい
な感じで、宇宙怪獣と地球の神様怪獣の
戦い。最後に自衛隊も出てくるけど
つけたしみたいでちょっと不満かも。



「紙の月」
普通の女子行員が、何の気なしに人の
預金に手をつけてしまう。最初は返す
つもりが感覚がマヒしていく様子は、だれ
もがやってもおかしくなくてちょっと
怖いものがある。

2015年1月